本記事ではpythonで平方根を計算する方法を3つ紹介します。
pythonで平方根を計算できると、データの標準偏差などが簡単に計算できるようになります。
本記事のコードは全てグーグルコラボラトリーで記述・動作を確認しています。
グーグルコラボラトリーとはgoogleアカウントを持っている人であれば、誰でも・無料で使うことができるpythonの対話型実行環境です。
データ分析に必要なライブラリが初めから搭載されていて、環境構築の必要がないため、python初心者には特にオススメです!
pythonで平方根(ルート)を計算する方法3つ
pythonで平方根を求めつ方法はいくつありますが、本記事では3つ紹介します。
それぞれ状況に合わせて使い分ける必要がありますが、math.sqrt()で充分なケースが多いです。
組み込み関数で平方根を求める|math.sqrt()
mathは数学関数を簡単に利用できる、python標準ライブラリのモジュールです。
math.sqrt(数字)で指定した数字の平方根を返します。
はじめにmathモジュールをインポートする必要があります。
import math
print(math.sqrt(2))
print(math.sqrt(4))
出力:
1.4142135623730951
2.0
平方根の結果を√を使って返す|sympy.sqrt()
sympy.sqrt()もmath.sqrt()同様、平方根を求めることができます。
math.sqrt()との違いは、結果を(√)を使って表す点です。
sympyはxやy、√などの記号数学用のライブラリです。外部ライブラリのため、構築環境へインストールおよびインポートする必要があります。
グーグルコラボラトリーを使用している人は、インポートのみで使用可能です。
import math
import sympy
print(sympy.sqrt(8))
print(math.sqrt(8))
出力:
2*sqrt(2)
2.8284271247461903
たとえば8の平方根は割り切れない数(無理数)です。
もし正確に表そうとすると、2√2になります。
sympyではこの記号を用いた数字での表現が可能です。
配列の平方根を求める|numpy.sqrt()
配列の平方根を求めたい場合、numpy.sqrt()が便利です。
np.sqrt(配列)と記述して使用します。
numpyも外部ライブラリのため、構築環境へのインストール、インポートが必要です。
import numpy as np
arr = np.array([[1, 4, 9],
[0, 2, 3]])
np.sqrt(arr)
出力:
array([[1. , 2. , 3. ],
[0. , 1.41421356, 1.73205081]])
無理数はmath.sqrt()同様、少数点数になります。
まとめ
今回はpythonで平方根を計算する方法について紹介しました。
状況に応じて使い分けが必要ですが、math.sqrt()を使うことが多いです。
よくある質問
- ライブラリを使わずに平方根を求める方法はありますか?
-
はい!算術演算子**や組み込み関数pow()を使うことでライブラリを使わずに平方根を求められます。
どちらの方法もべき乗を計算する方法ですが、0.5乗もしくは1/2乗を指定することで、平方根の計算が可能です。
print(9 ** 0.5) print(pow(4, 1/2))
出力:
3.0
2.0 - pythonで2乗を計算する方法を知りたいです。
-
算術演算子**やpow()関数を使うことで、2乗を計算できます。
- pythonについてもっと勉強したいです!
-
pythonを勉強するには書籍・動画・プログラミングスクールなどがあります。特にUdemyは有料ですが、pythonを勉強できる動画がたくさんあるのでおすすめです。
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